2006年1月16日

金曜日から週末には、会社の新年会で、オーストリア国境に近い、バイエルン南部の雪山(オーバーアウドルフ付近)へ行った。零下20度はあっただろうか。私はスキーはできないのでそり(Rodel)で滑っていたが、余りの寒さに山小屋に避難。久しぶりに見る銀世界は、美しかった。スキーが好きな人にとっては、スキーリゾートに車で1時間で行けるミュンヘンは、天国なのではないだろうか。

メルケル首相がアメリカを訪問したが、内外のマスコミともに、非常に評価が高く、すごい持ち上げ方である。シュレーダーに比べると、ニュアンスをつけて交渉ができると、もっぱらの評判。関係修復を求めながらも、グアンタナモ収容所は閉鎖するべきだと、ブッシュにとって耳の痛いことでも、言うべきことは言うところが、ドイツ人らしい。

メルケルはイラク戦争前にアメリカを訪れて、シュレーダーとは対照的にイラク攻撃に理解を示したことで、ブッシュ政権での評判は良いのだろう。しかし、アメリカ国内ですら戦争の大義名分について大きな疑問符が浮かび上がっている今、「シュレーダーとは違って戦争に全面的に反対しなかった」ことが、ただちにメルケルにとってプラスの評価にはならないだろう。